
作詞:DJしかばね
私は友人に頼んだ
「私の頭に、金をまぶせ!」
私は友人に金塊を渡した
友人はペッパーミルを片手に取り
金塊を挿入口に入れた
そして力を込め
ペッパーミルの刃を回転させる
金塊はすりつぶされ、砂金と化し、
みるみる私の頭を装飾していった
夏の強い日差し
ただでさえ、私の頭は輝いている
だが私はさらに、「細かくすりつぶした金を頭にまぶしている」がゆえに、
「1番」になった
ステンドグラスの輝き、太陽の輝き、どんな輝きも、私の前では完全に霞んでいる
私の頭の輝きは、最高照度だ
若者は“ラメ”と呼ばれるもので偽りの輝きを得ているようだが、噴飯ものである
私の輝きには、絶対に勝てない
なぜか?
なぜなら私の金は、「本物」だから
本物の“純金”を使っている
メッキじゃない
それは私が今まで、努力してきた証
私のステータスシンボル
元来、輝いていた私の禿頭に、純金が加わる
どうなると思う?
それはいわば、“輝き”と“輝き”の二重奏
おっと、太陽が加わると三重奏か(笑)
けど見渡してみてほしい
どいつもこいつも、“独奏”だろう?
だから私は、一線を画すことになる
私が「“禿”ではない」ということだ
なぜなら、私はどの禿頭よりも、輝いている
誰よりも何よりも、輝いて、いるのだから
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