2010年ぐらいの時には、このブログに”ましゃ”っていうHIPHOP流してるDJが来てくれて、コメントしてくれたりしたのによ。
今や誰もコメントしねえな…まあ内容が、面白くねえからなぁ。
昔みたいなキレのある、2m近い屈強な外人に対する、インハイの剛速球も投げれなくなってしまったからな。
まあ勉強ブログになったのよ、このブログは。
意識高いエンジニアブログ、"テック系"ってやつよ。JavaとかPhy、パイソン?スペル忘れたけど、そんな感じ。
でも最近は全然、勉強が進んでないからな。
とりあえずボヘミアン・ラプソディでも観て、気持ちを高めることにしたんだ。
したらほんと〜に、いい映画だったな。
特に最近はマウンティング?という流行語的な言葉があるが、「こうなんだから」的な、断定的な物言いをする輩が多いからよ。
そういうやつに限って、大したことねえんだよな。
自分に誇れるもの、自信とか拠り所がねえから、すぐに攻撃的になって、上に立った気になって、ちっぽけな自尊心を満たしてやがるんだ。
かたや俺は…ダムとか、カナダとかにありそうなデカい湖。
それぐらい、格が違う。
「屍さんって器小さいですよね、食べるラー油入れるスプーンぐらい」とか言ってきてら、フレディみたいに「はぁ何言ってるの?俺はバイカル湖。お前は干からびた井戸。俺が何者かは俺が決める」みたいに言ってやるんだよ。
閑話休題。
映画のワンシーンで、「左右に振れ!」みたいなシーン、あっただろ。
この左右に振られる感じの曲、イヤホン付けて大音量で聞くと心地いいんだよな。
自分が持ってるVynalで、こういう感じのトラックいっぱいあったからよ、ちょっと紹介するかな。
おっと、ちょっとDJの癖が出てしまったな。
もちろん俺はアナログレコード(Vynal)の方が多くて、mp3はあんまりっていうかね〜。まああるけどね。
最近の定額制音楽配信サービスっちゅうやつ?
あれはどうも気にいらんな。「所有した感」がないよな、垂れ流し。
やっぱいい曲は形として、コレクトしておきたいんだよな。
そんなわけでとりあえず、"パン振り"がいい感じの曲をいっぱい紹介していくかな。
何か電子音を左右に振らしながら〜1、2、1234♪で、流麗なストリングにいくんだけど。
「1」と「2」で、左右、違うところから聞こえてくるのが判るはずよ。
何度聞いても中島美嘉のこの曲のイントロはいいわ。
メカトロニックで近未来を彷彿とさせる世界に連れていってくれると思いきや、プリミティブなヴァイオリンの音色で、小鳥のさえずりが聞こえる庭に誘ってくるようなサプライズ感。
細田守監督の「
サマーウォーズ」が面白かったのもそうよ。メカトロニックなインターネット上の仮想世界「OZ」と、プリミティブで生活感溢れる長野県上田市をモデルした田舎の原風景を対比させることで、リアリティ(田舎)を保ちながら、非日常(仮想世界)へ連れていき、現実の延長線上としてえ脱日常感を味わえたのよ。
単にサイバー空間とか夢想空間だけ描いた作品だと、つまらなかったりするのよ。
「
未来のミライ」が何かイマイチだったのは、雑だったんだと思うのよ。「現実」から「くんちゃんの妄想世界」に入るトリガーの描き方が、何か強引で、リアリティを感じにくい。
サマーウォーズはそこがもっと丁寧で、現実と乖離した世界を描く際は、慎重だった。
いい映画、いいコンテンツってのは、リアリティを大事にしてる、ほんとにね。
軽く適当に観た映画を斬ったところで、本題に戻るか。
そんで次の"パン振り"が気持ちい曲は、これよ。
ドイツのアーティストらしいが。EDMみたいな無機質さはない。
ドラム音が何か生演奏みたいだし、左右から音に囲まれていくような感じ、パン振りmusicよ。
なぜかサマーウォーズの映像で誰かアップしてるが、確かにでも、この曲の世界観とマッチしてる。
3曲目は判りやすいやつにしよう。
m-floの「come again」みたいなスペイシーな音とかトランペットとかギターカッティングとか、いろいろ重ねてる。
3分過ぎた辺り、まさにジェットコースターのように重低音が目まぐるしく左右の耳を行ったり来たりする心地良さを得ることができるはず。
この曲のmp3、どっかいっちまったな。中古CD安くなってるから買い直すか。
そんでこの曲の歌詞がヤバい。特に2番。
「友達に聞けない」「危ないことも興味が湧くの」「新しい経験」「もっと知りたい」「できちゃうかもね」「ジンジン♪ジンジンさせてよ♪」「恥ずかしいけど」…っていうフレーズ、繋げたらサブリミナル的に、想像するがなオッサンは!
その後に、恋のカウントダウン…いやいや。
まず恋のカウントダウンをしてから、ズキューン!バキューン!な新しい経験に、行くべきじゃないのか?
サビに入る直前とか、「A or Bじゃないや〜♪」で、Aが右から、Bが左から聞こえてくる感じ。左右に揺さぶられる感じ、いいな〜ほんと名曲。解散しちゃったみたいらしいけど。
5曲目はハウスから1曲紹介するか。The Montanas & DJ Roland Clarkの「Music Talking」。
特に5分過ぎた辺りから、右へ左へ音が交錯して、美しいストリングの旋律に急に変わったりするところ、すごい気持ちいい。
更にこのトラックにはjoey negro mixがあるんだが、そのmixはもっと、左右の揺さぶりがすごいのね。
Traxsourceとかjuno downloadsとかでたぶん売ってる。探してみてくれや。
イントロはすごいサックスとヴァイオリンが左右行ったり来たりして、アレンジもカッコいいし、マジでサビの部分は「ミラーボール上にあるんじゃない?」って感じの転調もするんだが。
「スピードメーター振り切る」とか「フェラリーより速く行ける」だとか、何か車で飛ばすみたいな曲、バブル時代の成金主義っていうのか、ストレートすぎて、カッコよくねえんだよな。「ガルウイングの赤いスポーツカーに乗るのがちょっと恥ずかしい」みたいな感覚。
車離れだからな、特に最近は。この曲が出たのは確か2006年だったっけ?そん時はもうちょい売れてたか。
フェラリーとか何か、現実感ないんだよな。
L'Arc~en~Cielの「Driver's High」とかは売れたっけ。
あれは特攻隊の歌っていう説もある…車の曲じゃないかもしれない。
まあその「車で飛ばそう」みたいな曲を集めるのは次回にしよう、今回の記事と趣旨が違う。
そんで、サビの歌詞もよくわからねえのよ。
「光を浴びてDISCOTIQUE」とか、何か深いこと言ってそうで、よく考えたら、よくわからん系の歌詞。
Dragon Ashの「プレッシャー跳ねのけ乱反射」に近い。
もっと売れてもいい曲やと思うけど。DE DE MOUSE とか久石譲が好きなら、このアーティストが紡ぐメロディの浮遊感、脱日常感も気に入ると思うんけどな。
Aメロの最初は右から入ってきて、Bメロの最初は左から来てるように聞こえる。
岡村靖幸の曲で一番、パン振りを堪能できる曲やと思うが。
重低音で左右に揺さぶってくるdubstep?な感じのアレンジが超気持ちいい。
ONIGAWARAの「欲望」に収録されているこの「ボーイフレンドになりたいっ!」って曲も、YouTubeだとあまり感じないが、普通にCD聴くとパン振りが気持ちいいのよ。
特に4分過ぎの最後のサビに入る直前はもう〜、ボーイフレンドになりたい熱い思いが、左右に行き来する不規則でダイナミックなアレンジで表現されていて最高。
ちょうどこれで10曲目だから、終わりにするか。
Jazztroinkの歌モノ、ほとんどいい曲説。最近はあんまり聞いてないけど。
アオイアサガオ、七色、Tiger Eyes…どれもいい。
Future TalkとかenCodeとか、インストものもいいけどな。
「
Love Tribe」は、サビの「Love Tribe in the world」とかがあれだ、何かサラウンドな感じで聴こえてくるのよ。
「Love Tribe〜♪」が右の方から聴こえてきて、そんでグワ〜ッと、左から「in the word♪」ってな。
Tribeっつうだけあって、トライバルな打楽器入れて、キレのいいピアノ&ストリングスを絡ませた、かなりいいヴォーカルハウスだ。
この時の森泉、超カワイイな。SAMの踊りもカッコいいな。
さて、まあ途中からパン振りっていうか、ゴチャゴチャしたアレンジの曲を紹介してる感じになったがよ。
とにかくパン振りが大きい曲ってのは、立体的なサウンドでいい曲が多いからな。また紹介してやろう。
富田ラボとか星野源とかも、凝ったアレンジをする印象だから…たぶんいい感じにパン振りしてる曲も、ある気がするな。